キックボクシングにおけるマクロ戦略とミクロ戦術
こんにちはワンダー\(^o^)/
キッズキックボクシングの専門家
インストラクターの渡辺です。
今日はどうしても書きたいことがあったので更新します。
昨夜の練習後の話。
キャリア1年に満たないくらいの20代男子の生徒が
「スパーリング中、 何していいか分からなくなるんですよね~」
と言ってきたので
「それはね 何にも考えないでスパーリングに入るから そうなるんだよ」
と教えてあげました(笑)
すると彼は 「いやいや そんなことないですよ(焦&笑)
いろいろ考えてます」
「例えば この前キックの試合見てたら解説の人が
" パンチを当てたかったら ローから入って下に意識を向けるってのも大事 "
って言ってたのでそういうのも意識しました」
と言ってきました。
スパーリングや試合で
「どうしよう?」
「何しよう?」
と考えた時に こういう考え方をしてしまう人は多いと思います。
確かにこれは 「考えてる」 とは言いますが
フォーカスしているポイントが間違っています。
基本的に物事はゴールから考えます。
要は「どういう風に勝ちたいか?」です。
◎パンチでKOしたいのか?
◎蹴りでKOしたいのか?
◎パンチなら連打で倒すのか
◎それとも一発のカウンターなのか?
◎ストレートなのかフックなのか?
◎ボディなのかアッパーなのか?
もちろんKOじゃなくてもいいのです。
相手と距離をとりつつ 確実にこちらの攻撃をヒットさせ 3Rなり5R終了後にポイント勝ちをする。
というゴールでもいいのです。
そして ゴールが決まった時 始めてそこに行き着くまでのストーリーが 出来るはずです。
3分3Rなら9分間の 3分5Rなら15分間の 全体的なストーリーが必要です。
「下から入って、意識を向けて、パンチにつなげる」
というのは全体のストーリーの数%です。
そこだけで出来ても仕方ありません。
仮に一生懸命新しいコンビネーションを覚えたとして それが決まったらどうするのか?
当たっても倒れなかったら?
そもそも当たらなかったら?
その先のことを考えてなかったら それは行き当たりバッタリと一緒です。
コンビネーションというのは 試合全体、スパーリング全体でいうと 一瞬一瞬なのです。
そこだけ決めても仕方ありません。
まずはどういう風に勝ちたいか?
どういう流れでそこまで行くか?
これが戦略であり そこに行き着くまでに使う コンビネーションやテクニックこそ 戦術なのです。
試合に勝つためには戦術だけではいけません。
戦略があってこそ戦術が活きるのです。
キックボクシングの専門家
インストラクター⭐︎渡辺
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