『パレートの法則』アナタを強くする２０％の本質 - 初心者・子供のためのキックボクシング秘密の特訓場

こん！

にち！

輪　（（^0^））

キッズキックボクシングの専門家

インストラクターの渡辺です。

今日は皆さんの練習の質を変えるお話です。

皆さん「パレートの法則」という言葉を知ってますか？

パレートの法則（パレートのほうそく）とは、

イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレート（Vilfredo Federico Damaso Pareto）が発見した冪乗則です。

経済以外にも自然現象や社会現象等様々な事例に当て嵌められる法則です。

そもそもの意味だと

全体の数値の大部分（80％）は、全体を構成するうちの一部（20％）の要素が生み出しているという意味なのですが、

これをキックボクシングに置き換えてめっちゃ簡単に言うと

" アナタの現状の強さは普段の練習の20％によって成り立っている "

という意味なんです。

驚きでしょ？

でもですね。

ちょっと振り返ってみてください。

普段のジムの練習で

正直コレなくても良くね？っていう時間ありません？

あるいはちょっと非効率的だよね？

あんまり実戦を想定していないよね？

という件（くだり）ありませんか？

ありますよね？

それが残りの効果性の低い80％ということになります。

もちろん無意味だと言ってる訳ではありません。

けれど

私も色々なジムの練習や

沢山の選手の練習を見てきましたが

パレートの法則に等しく嵌っています。

もちろん悪いというわけではありません。

もっと質を上げられるというお話です。

第一段階としては

全ての練習に克明な実践想定をするようにしましょう。

セオリーだから、こう言われてきたから、というのは何も考えてない証拠で

最も実戦イメージを欠落させる思考停滞要因です。

例えば、ミットでワンツーの練習をするとします。

そのワンツーは相手がどのような状況でいる場合を想定して打っているのか？

そしてジャブを打つ意味は？

ストレートで相手をどうしたいのか？

相手の状況イメージが変われば打ち方も変わり

イメージが変わるならミットの持ち方も変わるのです。

それを全ての練習にも反映させていかなければなりません。

サンドバックだって実戦想定がされてないならする必要がありません。

だったら実戦想定したスパーだけやっておけばいいです。

「いや、スタミナ付けるのにも必要だ！」

というならアナタの試合を想定したスタミナトレーニングがサンドバックで本当にいいのか？

もっと他の方法はないのか？

より実践的で

より効果的で

と考えていくことが大事です。

何も考えてないのであればシャドーだって要りません

「いや、フォームを習得するのにも、チェックするのにも必要だ！」

確かに！

それは必要かもしれません

しかし

３年以上一生懸命トレーニングしてきたアナタ

より美しいフォームに昇華するために

より洗練されたフォームにするために

より力強い攻撃をするために

且つ、不要な動作（モーション）を消し、より相手に見破られにくい打撃を行う為に

という実戦イメージを持って毎回シャドーやってますか？

やってませんよね？

最初の１～２年は、なぁなぁでシャドーをやっても伸びます。

でも３年、４年経ってきたら

より実践的で克明なイメージを持ってシャドーに励まないとシャドーの時間も無意味です。

だったらスパーリングだけやって帰りましょう。

非効率な８０％のままで労力の無駄です。

これは中級者以上に求められるかなり高度な考え方だと思います。

ちょっと初心者には難しいです。

初心者の方はちょっと非効率的な８０％の中でもスポンジのように沢山吸収できるからです。

でも、中級者以上になれば効果が上がらない練習が出てきているハズです。

それをそのままにしていては強くはなれません。

セオリーも時には必要です。

ジムの慣例も重要です。

ですが一番大切なのは

あなたの練習が、「あなたがリングでライバルと相見えたときのどんな状況を想定して、どういう結果を作り出すための練習なのか？」

という想定をイメージしながら練習を行う事です。

他人と比べる必要はありません。

是非アナタの練習をおこなってください。

キッズキックボクシングの専門家

インストラクター☆渡辺

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